山本五十六から学ぶ子育ての4つのポイント
「やって見せて、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」
これは山本五十六の遺した言葉です。これを私なりに子育て中の親の立場から解釈してみると、
1.「やってみせて」
子どもにやって欲しいことや新しいことを教える時には、まず「やって見せる」と言うことが大事であること。主に子どもは成長過程において、見本となる行動をマネるモデリングから学習するという点においてもこのことは理に適っている。
2.「言って聞かせて」
「言って聞かせて」は、見本を覚えるためにわかりやすく補足説明を加えることで、どのような手順を踏めばそれができるようになるのかを伝えることに役立つ。
3.「させてみて」
「させてみて」は、子どもができるのかどうか、実際にさせてみることにより、教えていることがその子どもの年齢や能力に見合ったものかどうかを確認することができる。この手順を踏むことで、子どもを無駄に叱ることを避けることができる。
4.「ほめてやる」
「ほめてやる」は、できたことに対して称賛することで、教えたことを定着させることができる。ただし、ほめるということは、単に「えらいね」とか「よくやったね」といった世間一般でいわれる常套句ではなく、その子どもが本当に喜ぶものであることが重要である。そのために親は、子どもが何が好きで、どんなことで喜ぶかを注意深く観察しておくことが重要である。
といったことが考えられます。私は子育て中にイライラしたり、落ち込んだ時にふと、これらのことを思い返し、気持ちをリセットしています。先人の教えは偉大ですね。